メッセージ(産婦人科を志すみなさんへ)

メッセージ

産婦人科を志すみなさんへ

後期研修医代表

令和4年卒 野中理紗子
野中理紗子

みなさん初めまして。後期レジデント3年目の野中理紗子です。葛飾医療センター、西部医療センターで研修し、現在は附属病院産科に勤務しています。この2年間、大変な瞬間も沢山ありましたが、「命の誕生の瞬間に立ち会う」という非常に貴重な時間を過ごしていることに日々幸せを感じています。こんなにも楽しく充実した時間を過ごせるのは、仕事内容はもちろん周りにいる先輩・同期・後輩のおかげです。
慈恵医大産婦人科学講座は創立120年を超える歴史ある医局で、臨床・手術・研究・学会発表など、さまざまな場面で成長できるチャンスがあります。今年から矢内原先生が教授に就任され新たな体制となりましたが、医局全体の温かくアットホームな雰囲気は変わらず、若手も安心して相談し、挑戦できる環境があります。
レジデント生活中は行き詰まり、「誰かに相談したい!」と思うことも多々あります。そんな時に頼れるのがこの医局です。手術を極めている先輩、研究に奔走している先輩、患者さんとの関わりがとても上手な先輩など、様々な方面でお手本になる先輩が沢山います。そして、相談しにくい先輩が驚くほどいません。同期や後輩も慈恵出身以外の方が多く、研修先も様々なので、互いの経験を共有しながら切磋琢磨できる最高の職場です。 少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひ病院見学・医局説明会にいらしてください。一緒に最高の環境で、医師として、人として成長しましょう!

令和4年卒 杉田龍光
杉田龍光

産婦人科を志す皆さん初めまして。後期レジデントの杉田龍光です。本院産科、葛飾医療センターを経て、現在は柏病院にて研鑽を積んでいます。
私が産婦人科医を志した理由は、周産期医療を通して新しい命のために全力を尽くしたいという思いからでした。そして、婦人科悪性腫瘍、女性医学、生殖医療など多岐にわたる分野を有することも魅力の一つでした。産婦人科医3年目の現在は、若くして命を落としてしまう婦人科癌の方を救いたいという思いから悪性腫瘍の道に惹かれています。生命の誕生と、女性を生涯にわたりサポートすることのできる産婦人科の楽しさ、喜びをぜひ皆さんにも感じて頂きたいです。
慈恵医大産婦人科の魅力は、臨床、研究、教育すべてにおいて矢内原教授のもと、全力で取り組み、若手のうちから幅広い経験を積める環境が整っています。さらに、JSEGという教育チームが定期的に勉強会を開催してくださったり、後輩指導に熱い各勤務先の先輩が丁寧に指導してくださいます。また、竹中医局長主導で、ワークライフバランスにも力をいれています。有給休暇取得の推進はもちろん、育休、産休の取得も近年右肩上がりです。仕事とプライベートの両立も重要だと考えています。
産婦人科は命の誕生に立ち合い、女性の人生に長く寄り添うことができる素晴らしい診療科です。私たちと一緒に、多くを学び、成長し、すべての子どもと女性を幸せにするために頑張りましょう!慈恵医大産婦人科は皆さんの入局を心からお待ちしております!

留学

平成23年卒 長谷川瑛洋
長谷川瑛洋

2024年10月より米国のBoston Children’s Hospital Fetal Care and Surgery Centerへ留学し、その後、指導医の異動に伴い、2026年4月からはDell Children’s Medical Center Comprehensive Fetal Care Centerにて研鑽を積ませていただいております。現在は、子宮の中で胎児の先天性疾患を治療する「胎児治療」という分野において、世界の第一線で活躍する先生方とともに、胎児治療の臨床試験や、大型動物モデルを用いた新たな胎児治療の開発に携わっています。
インターネットを通じて多くの情報を得られる時代になりましたが、実際に海外の臨床現場に身を置き、リアルなディスカッションを肌で感じる経験は、何にも代えがたいものだと感じています。また、自分とは異なる文化やバックグラウンドを持つ仲間たちと、一つの目標に向かって協力しながら仕事をする中で、学術的な成長だけでなく、人としても大きく成長する機会をいただいています。
当講座には海外で活躍されてきた先輩方が多く、海外留学に対する理解やサポート体制が非常に充実しています。特に家族を伴っての海外留学では不安も多くありますが、医局の温かく手厚い支援のおかげで、安心して留学生活と研究に取り組むことができています。
海外で挑戦したい、自分の世界を広げたい――そんな思いを持つ先生方にとって、慈恵医大産婦人科は大きな力になってくれる環境だと思います。
海外留学も、ぜひ慈恵医大産婦人科から!

平成24年卒 横溝陵
横溝陵

平成24年卒の横溝陵です。ペンシルベニア大学に留学する機会を頂きました。ペンシルベニア大学はアメリカ東海岸のペンシルベニア州フィラデルフィアに位置し、Ivy leagueの1つとして数えられる大学です。生命科学領域だけでなく、ビジネススクールやロースクールも全国的に有名であり、アメリカのトランプ大統領の出身大学でもあります。留学先ではヒトiPS細胞から精子形成を目指すことを目標に研究に取り組みました。また、全米2番目の規模を有するフィラデルフィア小児病院との共同研究にも参加し、妊孕性温存治療目的に精巣の一部を摘出・保存する患者さんから研究目的に提供された精巣検体を用いた研究に取り組んでまいりました。現在は留学で得た知見と、臨床現場に身を置く産婦人科医としての視点を活かし、次世代の不妊治療・再生医療の発展に貢献できるよう、本院で勤務しております。
私は産婦人科専門医を取得した後に大学院に進学し、その後留学の機会をいただきました。産婦人科の臨床、基礎研究の奥深さに触れたうえで留学の機会を得られたことは、自分にとって大変ありがたいタイミングでした。おかげさまで、日本で産婦人科医として働くうえで、この留学経験をどのように活かしていくべきか、常に思い浮かべながら研究生活に取り組むことが出来ました。そして、研究成果を患者さんに還元する上で、チームで取り組むことの重要性を改めて学びました。
慈恵医大産婦人科に興味を持ってくださったみなさんとともに、チーム慈恵として一丸となって社会貢献していきたいと考えています。海外留学をお考えの方は、お気軽にお声掛けください。一緒に頑張りたいと思ってくれるみなさんと働ける日を楽しみにしております。

大学院

平成27年卒 鶴岡佑斗
平成27年卒 鶴岡佑斗

私は現在、東京慈恵会医科大学大学院に在籍し、国立成育医療研究センター再生医療センター細胞医療研究部で、iPS・ES細胞をはじめとした幹細胞を用いた新規胎児治療の開発を目指して研究を行っています。
私が研究に取り組むようになった原点は、日々の周産期診療の中にあります。産婦人科医として臨床に向き合う中で、周産期分野に興味を持ち、研鑽を積んでいました。元々は臨床現場で可能な限り多くの患者を助けることを目標としておりましたが、現在の医療では十分に救うことが難しい胎児やご家族に出会い、強い無力感を覚えることがありました。
そうした中、臨床の現場で抱いた疑問を研究につなげることで、未来の患者さんに新たな選択肢を届けられる可能性があると感じ、大学院進学を決めました。
慈恵医大産婦人科には、豊富な臨床経験を積みながら、自分の関心に応じて大学院進学や国内留学に挑戦できる環境があります。多くの先輩方が国内外で研鑽を積み、婦人科腫瘍、周産期、生殖内分泌、女性医学など幅広い分野で活躍されています。また、医局員同士が支え合い、それぞれの挑戦をあたたかく後押ししてくれる雰囲気も大きな魅力です。
産婦人科は、臨床の中に多くのクリニカルクエスチョンがあり、それを研究として深め、再び患者さんへ還元できる非常にやりがいのある領域です。ぜひ私たちとともに、充実した臨床・研究生活を送り、女性とその家族の未来をより良いものにしていきましょう。

平成29年卒 金里阿
平成29年卒 金里阿

私は現在、大学院に進学し、東京大学先端科学技術研究センターで婦人科癌に関する研究を行っています。
もともと手術に興味があり、婦人科腫瘍領域に進むことを決めました。後期研修医の頃は、大学院へ進学することは考えていませんでしたが、婦人科腫瘍専門医を目指して日々診療に携わり、多くの癌患者さんと接する中で、既存の治療法では救うことが難しい患者さんがいる現実を目の当たりにしました。
そして、患者さんを救うためには、臨床現場での知識や技術に加えて、疾患の本質を理解するための基礎研究が重要であると考えるようになりました。そのような中で、先輩医師から大学院進学のお話をいただき、研究の道に進むことを決めました。
現在は新しく学ぶことも多く、忙しい日々を過ごしていますが、この研究を通じて、これまで救うことが難しかった患者さんに少しでも貢献できればと考えています。臨床現場で直面する課題を基礎研究へと落とし込み、その成果を将来的に臨床へ還元できることは、医師が研究を行う大きな強みであると感じています。
慈恵では現在、婦人科腫瘍、産科、生殖内分泌など各分野の医師が大学院へ進学し、その後海外留学にも挑戦しています。多くの医師が培ってきた基盤や経験をもとに、研究生活を支えてくれる医局です。皆さんもぜひ、私たちと一緒に働きましょう。

平成30年卒 蓮沼綾子
大学院2年目 蓮沼綾子

こんにちは。私は現在大学院2年目で、大学内の産婦人科ラボで卵胞発育に関する基礎的研究を行っています。
研究や大学院という進路を選ぶきっかけは人それぞれだと思いますが、私自身は学生時代から「いつか基礎研究にも携わってみたい」という思いを持っていた事、そして臨床の現場で研究の必要性を感じた事の二つから大学院進学を決めました。
産婦人科専門医を取得した後、生殖医療の現場で卵胞がうまく育たない症例を経験することも多く、臨床現場だけでは根本的解決策が見えてこない課題があることを実感し、改めて研究の必要性を感じました。
私が所属している研究チームはラット卵巣顆粒膜細胞初代培養実験モデルを用いた研究を中心に行っています。もともと研究には興味はあったものの、これまで臨床中心だった私にとって、基礎研究は右も左も分からない状態からのスタートでしたが、先輩方から直接丁寧にご指導頂ける環境に助けられています。
研究は思うように結果が出なかったり、失敗が続き時間だけが過ぎていったりということもあります。そんな時も、慈恵産婦人科には優秀で頼れる先生が多く、困った時に気軽に相談できる、とても恵まれた環境だと感じています。また、がんセンターや成育医療センター、海外で研究をされている先生等、様々な分野で活躍される先生の話も伺う事ができ、大きな刺激と励みになっています。
臨床だけでなく研究にも興味があるという先生がいらっしゃれば是非声をかけてください。慈恵産婦人科学講座で一緒に働けることを楽しみにしています。

産後復帰

平成27年卒 松田祐奈
松田祐奈

私は医師10年目に出産し、現在育児と仕事に奮闘中です。
妊娠中は、妊娠していることで周りに気を遣わせてしまわないかと不安もありましたが、周りの方々の温かいサポートのおかげで、ストレスなく妊娠生活を送ることができました。
驚くことにちょうど同時期に同じ職場で、私を含め4人の女医が妊娠中でしたが、みんなそれぞれ自分の体調に合わせて当直や手術などの働き方を調整することができていました。
私も妊娠後期はロボット手術に入る機会を多くしてもらい、座りながら手術することができるので、身体への負担もなく手術を行うことができました。
産休と育休の後、産後3ヶ月でフルタイム、当直ありで復職し、入れ替わりで夫が1ヶ月育休を取得してくれました。
医師10年目での出産と、ゆっくり目の出産ではありましたが、ある程度医師としての経験を積んでからの出産だったので、復職はしやすかったように思います。
ワーママライフは想像以上の目まぐるしさですが、家族や上司や同僚など、周囲の方々のサポートを得ながら、仕事と家庭の両立を目指しています。
ワークライフバランスや自身のキャリアと子育てのバランスで悩む方は多いと思いますが、慈恵医大産婦人科は、子育てしながら働いている女医さんが増えています。きっと自分のロールモデルとなる先輩が見つかるはずですし、私もその1人になれるよう励んでいきたいと思います!

平成30年卒 根橋ひかり
根橋ひかり

私は2020年に入局し、2024年に第一子を出産しました。夫の海外留学に伴いフィンランドへ帯同していたため、妊娠・出産・育児は海外で経験し、約2年間の滞在を経て2026年春に帰国しました。現在は大学院1年目のリサーチレジデントとして本院産科に復帰しています。
産婦人科医として多くの妊婦さんと関わってきましたが、実際に自分が妊娠・出産を経験したことで、患者さんが抱える不安や期待、日々変化する身体や生活への戸惑いをこれまで以上に身近に感じるようになりました。また、海外で医療を受ける立場となり、日本との医療制度や価値観の違いに触れたことも非常に貴重な経験でした。
帰国後の復帰に際しては、2年間臨床から離れていたことへの不安もありました。しかし、医局の先生方が温かく迎えてくださり、困った時には気軽に相談できる環境のおかげで安心して復帰することができました。現在は育児と研究、臨床を両立しながら日々奮闘していますが、限られた時間の中でも多くの学びとやりがいを感じています。
慈恵医大産婦人科には、さまざまなライフステージの中で活躍している先生方がたくさんいます。妊娠・出産や育児とキャリアの両立に不安を感じる方もいると思いますが、周囲の支えを受けながら自分らしい働き方を見つけられる環境があります。ぜひ一度見学にいらしてください。

医系技官

平成29年卒 細谷聡史
細谷聡史

私は2023年7月から2025年3月まで厚生労働省 医政局 研究開発政策課 再生医療等研究推進室という部署に医系技官として出向していました。
学生や研修医の頃はまさか自分が医系技官になるとは思ってもみませんでしたが、自分が大学院で再生医療の研究をしていたこと、またその時の研究室のボスや前教授の岡本愛光教授、さらには医局の先輩の横溝先生のご支援もあり、同部署に出向することになりました。
出向中には再生医療等安全性確保法の法改正の対応、また国内の再生医療・遺伝子治療の研究の推進に関わる政策の実施など、非日常的な貴重な経験をすることができました。
厚生労働省に出向すると、法律を深く学び、行政・政治の日常を知ることができるので、世の中の物事の成り立ちや仕組みをよく理解することができます。また多くの官僚や国会議員と話をするので、国のために働いている人たちの報道されない“リアル”を知ることができます。そのような経験を通じて、一社会人・一医師としてとても成長することができました。また自分が出向していた部署が研究の推進を目的とした部署でしたので、そこで実施した政策を厚生労働省から英語論文としていくつか発表させていただくこともでき、学術的な面での成長も得ることができました。そんな経験をさせていただいたおかげか、奥さんからも「厚労省に出向して常識的になってよかったね」と言われたことがとても光栄でした。
なかなか行政に出向するという選択肢を最初から持っている方も少ないとは思いますが、慈恵の産婦人科にはこども家庭庁への出向者もおり、広く行政出向経験についてお話しさせていただくことができます。入局された際に行政にも興味があるかもという方はぜひ私や他の出向者にお声掛けください!

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