お知らせ

2017.07.01 医療関係者

7月1日 第5回卵巣癌手術アカデミーに参加してきました。

7月1日 第5回卵巣癌手術アカデミーに参加してきました。これは毎年、東京医科大学産科婦人科学分野教授でいらっしゃる寺内文敏先生が講師をしてくださるラボ研修で、卵巣癌のPDSにおけるComplete Surgeryを目指すための手技を学ぶ実践手術演習です。今年は、高橋一彰先生、駒崎裕美先生、平田幸広先生と鳴井千景が参加させていただきました。実習では肝臓部分切除、横隔膜ストリッピング、腸管切除・再建の実技を学び、実際に手を動かして練習させていただきました。普段は、主に外科の先生にお願いしてやっていただく領域ばかりですが、基本的な術式の理論を学んで理解することは、他科に依頼するにあたって非常に大切なことです。また、周術期を管理する上でも必要な知識であると考えます。進行卵巣癌において、初回手術でComplete surgeryを完遂することが予後改善につながることが証明されようとしている今、婦人科腫瘍医に求められるスキルはいままでの婦人科領域の範疇を超えて他科領域にまで及ぶことは必至と言えるでしょう。このような実践的かつ効率的な実技演習をさせていただいたことは、今後自分たちで手術を完遂させることを目指す上で大変勉強になりました。今回の実習では、すぐに手術で活かせそうな内容もたくさんありましたので、早速実践していきたいと思います。
 
                                       H20年卒 鳴井千景

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