2016/9/15-16 軽井沢プリンスホテルにて第34回日本受精着床学会が開催されました。慈恵医大からは、「ホルモン療法を施行した卵巣予備能低下症例の転帰」と題してポスター発表させていただきました。卵巣予備能低下患者(早発閉経や周閉経期の卵巣予備能低下)は従来、卵子提供のみが有効な治療法であるとされていましたが、ホルモン療法(エストロゲン持続投与法)により早期介入することにより卵胞発育を促す可能性があることを紹介しました。
生殖医療は受精、着床、妊娠とまだまだ解明されていない点が多い分野ですが、日本全国から先駆者たちが集まり熱いディスカッションが行われていました。生殖医療における大学病院の役割を模索していきたいと思います。