AIKOU’s voice

2026.03.16

朝カンファレンス

 皆様おはようございます。本日は岡本教授に代わり、松井が担当させていただきます。
今年度もあと2週間となりました。
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月からは矢内原先生が主任教授となり、慈恵医大産婦人科は新たな門出を迎えます。
私も2年間の本院生活を経て4月からは茅ヶ崎市立病院と働く環境が変わります。本院と異なる点として常勤の専門医が1人だけという環境の中、安全に医療を行うことができるのかと不安に思う日々です。
皆様はいかがでしょうか。4月から新しい病院で働く方、大学院で研究を本格的に始める方、初めて産婦人科の後輩ができる方、教授を退官して久しぶりに職場がかわる愛光先生、いろんな先生方の環境が変わります。
私のこの2年間の本院生活を振り返ると、医療面では本院でなければ救えなかった症例を経験したり、本院で診ていても救うことができなかった症例を経験したり、とても濃密な2年間でした。それと同時にたくさんの後輩と接する機会がありどのようにすれば患者さんが安心しながらも、後輩たちに教育することができるのかをこれまで以上に考えた2年間でした。
慈恵医大産婦人科はJSEGという組織を作り、産婦人科医に必要な知識や技術を学びやすい環境が毎年改良されています。学びたい時に学べる環境が整ってきている中、私が後輩に対して何を1番教えたかったのかを考えました。私は胎児エコーや帝王切開の技術を直接指導することも大切なこととして尽力してきました。それでも私が1番感じて欲しかったことは患者さんへの関わり方です。自分が主治医の場合もそうでない場合も後輩と共にたくさんの患者さんを診察し、話し、説明をしました。そして、主治医の大切さと病棟担当医の大切さを再認識しました。
病院で患者さんを診るときは主治医だけがしっかりしていればいいというわけではありません。36524時間患者さんを診ることはできませんし、主治医には話しにくいこともあります。入院していると主治医よりも看護師や病棟担当医の方が患者さんの辛い時に近くにいることもあると思います。患者さんが安心して医療を受け入れ、この病院で診てもらって良かったと思われるためには、主治医の医療の質はもちろんのことですが、当直帯や主治医が不在の時の対応、依頼された主科以外の対応、薬剤師、看護師の対応、病院関係者すべての関わりが患者さんの評価対象になります。自分が患者になった時、医師が薬剤師や看護師、検査技師と仲の悪い病院よりも患者ファーストで統率の取れた仲のいい病院で診てもらえる方が幸せだと思います。
年齢を重ね病棟長や副医局長をやらせて頂いて実感したことがあります。それは産婦人科医局、産婦人科外来、産婦人科病棟、慈恵医大全体が患者ファーストで物事を考え行動できるチーム力の大切さです。職種、学年、実力問わず患者さんに関わる全ての人がチーム力に関わります。
どんなに経験のない人でも相談しやすい環境づくりや異職種でも話しかけやすい環境づくりが大切です。
私はこの4月から慈恵でないところで働きますが、どこで働いていても病院のチーム力を上げていけるようにがんばります。皆様も働く場所や立場が違えど、チーム力をどうしたら上げられるのか各々の立場で考えて、行動していきましょう。
私は患者さんへの想いが強い慈恵医大で働けて幸せでした。皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。
年度末ですが、今週も気を引き締めて働いて、愛光先生の退官記念式も楽しみましょう。

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