皆さん、毎日、世界の女性と子供を幸せにするために頑張っていただき、誠にありがとうございます。そして、これまでAikou’s Voiceにお付き合いいただき、お礼申し上げます。
正直に言いますと、この数週間、たくさんの退任の会を開いていただいて…「私はいったい何回退任するんだろうか」と思いながら過ごしておりました(笑)。
それだけ皆さんに支えていただいてきたのだと、改めて実感しています。
そして、医局旅行や退任祝賀会も皆さんがご多忙にもかかわらず頑張っていただき、準備していただき、開催していただき、盛り上げていただき、本当にありがとうございました。また、皆さんからいただいた4冊の寄せ書き、すべて読ませていただきました。本当に一人ひとりの言葉が胸に響いて、正直、涙が出ました。ああ、自分はこんなにも多くの人たちと一緒に歩んできたんだなと、医者として、そして一人の人間として、これ以上ない幸せを感じました。重ねてお礼申し上げます。
――ただし、です。
センチメンタルなのは、今日で終わりにします。
今週、いよいよ4月1日を迎えます。新しい体制がスタートします。これからは、矢内原教授を中心とした新しい講座の時代です。ぜひ皆さん、これまで以上にしっかりと支えていただきたいと思います。矢内原教授は間違いなく、この講座をさらに前に進めてくれると信じています。
そして4月は、スタッフの入れ替えが多い時期です。こういう時期こそ、医療安全が最も重要になります。医療事故やヒヤリハットは、「慣れ」と「油断」と「遠慮」から生まれます。新人の先生方には、ぜひ丁寧に、そして根気強く教育してください。「これくらい大丈夫だろう」ではなく、「ここまでやるのか」というレベルで教えてあげてください。それが患者さんを守り、そして自分たちを守ることにつながります。
また、4月1日から新天地に向かう先生方もいると思います。新しい場所には、それぞれの文化やしきたりがあります。まずはそれをしっかりリスペクトしてください。
その上で、ここ慈恵で学んだこと――チーム医療、患者さんへの向き合い方、そして「慈心妙手」の精神を、ぜひ新しい場所で発揮していただきたいと思います。
私は場所は変わりますが、皆さんのことをずっと応援していますし、何かあればいつでも力になりたいと思っています。
最後になりますが、この講座で皆さんと過ごした時間は、私にとってかけがえのない財産です。本当にありがとうございました。
そしてこれからも、この講座がさらに発展していくこと、皆さんのこれからの活躍を心から願っています。いざ、さらば!