AIKOU’s voice

2025.04.14

朝カンファレンス

 いつも世界の女性と子どもの幸せのためにがんばっていただきまことにありがとうございます。本日は岡本教授に代わり、私佐村が、特に新たに産婦人科医として働き始めた専攻医の皆様に以下の3つのことをお伝えいたします。

1.「命の重さと奇跡を忘れないこと」

 産婦人科は「始まりの医療」であり、新しい命の誕生という奇跡に日々立ち会います。その一方で、母体のリスクや新生児の危機的状況にも直面します。この両面を経験する中で、どんな場面でも命の重みを軽んじず、ひとつひとつの出産に敬意を持つ姿勢が必要です。ルーチンに感じることがあっても、患者にとっては「人生でたった一度の瞬間」であることを肝に銘じましょう。

2.「傾聴すること、共感すること」

 妊娠・出産・婦人科疾患は、女性にとって非常にデリケートで、精神的な不安も大きい分野です。技術や診断の正確さももちろん大切ですが、それ以上に患者に寄り添い、話を聴く力、共感する姿勢が信頼につながります。短い外来の時間でも「あなたを大切に思っています」という気持ちを伝えることが、医師としての価値を何倍にもします。

3.「知らないことを恥じず、学び続ける姿勢」

 医療は日々進歩し、産婦人科領域も新しいエビデンスが常に更新されます。新人である今はもちろん、何年経験を積んでも「自分は未熟である」と認め、謙虚に学び続ける姿勢が不可欠です。わからないことを曖昧にせず、必ず調べる・先輩に相談すること。命を預かる仕事に「たぶん」は通用しません。

 

以上の3つのことは、実はChatGPTに聞いたら出てきた言葉です。もともと私が考えていたことと非常に近く、あらためてAIの凄さを感じます。しかしながら、言葉はAIにも紡ぎ出すことができますが、実際に行動するのは皆さんです。そのことは忘れないでください。今週も安全第一でお願いいたします。

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