皆さん、おはようございます。
本日も世界の女性と子どもたちの健康と幸せのためにご尽力いただき、誠にありがとうございます。
皆さんは『2月の勝者』という漫画をご存知でしょうか?
この作品は中学受験をテーマに、小学生、その両親、塾の先生たちのドラマを描いています。柳楽優弥さん主演でTVドラマ化もされました。
現在、我が家はまさに「2月の戦場」の真っ只中にあります。親子ともども一喜一憂、いや、むしろ憂うことの方が多く、日々悩みながら過ごしています。
思い通りの結果が出なかった我が子に声をかけるとき、正直なところ、何と言っていいのか分からなくなりました。自己肯定感が下がらないように、これまでのプロセスを褒め、新たな目標に向けて前向きな気持ちを持たせるように話をすることが、こんなにも難しいことだとは思いませんでした。つい「根性論」を言いたくなる自分が、いかに教育について軽視していたか、妻から叱られることで痛感いたしました。
昨今、医学生のみならず若手医師も対象とした医学教育論が様々な場で話題になっています。そうした講演を耳にする機会も増えてきました。やはり、教育論をある程度定型化し、質の担保された教育を提供することが重要だと感じています。私自身、来年度から医学部3年生の講座を担当することになり、新たに入局するレジデントたちの教育にも携わることになります。彼ら彼女らの成長を支援する中で、自分自身も学び、ともに成長できることが今から楽しみです。
子どもの受験をきっかけに、教育について深く考えるようになりました。医学教育にも積極的に取り組み、さらにその姿勢が患者さんの幸せにつながると信じています。
新年度を迎えるにあたり、診療のみならず、皆様と共に教育についても力を尽くしていけることを願っています。それでは、本日も一日よろしくお願いいたします。