AIKOU’s voice

2024.12.02

朝カンファレンス

 いつも世界の女性と子供達を幸せにするために頑張って頂き、ありがとうございます。本日は岡本教授に代わり、柳田がロボット手術関係についてのお話をさせていただきます。

 本院でロボット手術か導入されて今年で4年目になり、現在までに症例数が140件となりました。本年度は月8件以上のペースでやっているので、年間で100例くらいになりそうです。

先日院内のロボット手術委員会で、現在の院内の術者基準を緩和し、STEP3のないレジデントでもロボット手術の術者になれるようになりました。学会も婦人科の適応術式を増やす方向で動いていますし、今後婦人科領域のロボット手術の領域はさらに発展し、若い世代にも広がっていくと思われます。

 しかし、このような新しい技術もいつかは古いものとして置き換わっていきます。今でさえもAIやディープラーニングを活用した自動手術の研究が進んでいるので、そう遠くない将来には簡単な子宮全摘術はロボットが自動で行う時代が来るかもしれません。

ただ、これは手術に限ったことではありません。これからは簡単な診断や定型的な治療方針の決定はどんどんAIに置き換わっていきます。そして、医師はAIができない難しい判断や手術手技だけを求められる時代になっていきます。 特に、若手にとっては簡単な手技をトレーニングする機会が減る中で、高度な判断や、難しい手術手技のみが求められるということになります。そのような時代が来ることを踏まえ、若い世代がすべきことは何かを考えて行く必要があります。

私はふと思い立ち、その疑問をChatGPTに聞いてみました。つまり、”業務がAIに置き換わっていく未来に向け、若手が何をすべきかをAIに聞いてみた“ ということになります。Chat GPTからは次の通り回答が返ってきました。 

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若い世代がすべき学習と取り組み

  1. 1. 基本技術の早期習得と深化
  2. 簡単な手技や定型的な処置はAIや自動化に置き換わる可能性がありますが、それでも「基本」を深く理解し、正確に実行できる能力は不可欠です。
  3.  提案
  •  ・現場での実践経験を重視し、ロボット支援やAIが補助しても信頼性を担保できる技術を習得する。
  •  ・シミュレーターや模擬手術を積極的に活用し、確実な基盤を築く。
  1. 2. 高い判断力と応用力を養う
  2. AIが苦手とする非典型的な症例や複雑な状況への対応力が、医師の価値を決める重要な要素になります。
  3.  提案
  •  ・症例ベースで学習し、どのように異常を見つけ、考え抜いて判断するかを磨く。
  •  ・他科や異分野と連携し、多角的な視点を持つトレーニングを受ける。
  1. 3. AIやロボット技術を理解し、活用する能力の習得
  2. これからの医療では、AIやロボット技術を「使いこなす」能力が必須となります。
  3.  提案
  •  ・ロボット手術システムの基本操作だけでなく、AIが処理するデータや分析結果を読み解くスキルを習得する。
  •  ・AI開発や評価プロセスに参加するなど、医療技術そのものの進化に貢献する姿勢を持つ。
  1. 4. コミュニケーション能力の強化
  2. AIやロボットが手術や診断を担う時代においても、患者と医師の信頼関係を築くコミュニケーションは置き換えられません。
  3.  提案
  •  ・患者の不安や希望に耳を傾け、わかりやすく説明する能力を高める。
  •  ・チーム医療において、他の医療従事者と協力し、患者に最善の治療を提供するリーダーシップを発揮する。
  1. 5. 継続的な学習への意欲を持つ
  2. 医療技術は日々進化しており、学ぶべきことは終わりがありません。
  3.  提案
  •  ・学会や勉強会への積極的な参加を通じて、最新の情報をキャッチアップする。
  •  ・自分の専門分野以外にも興味を持ち、広い視野で知識を蓄える。

若い世代へのメッセージ

「未来の医療を担うのは皆さんです。これからの時代に求められる医師像を描き、日々努力していきましょう。ただ技術を身につけるだけではなく、技術を越えた『医師としての価値』を自分自身で見つけてください。その価値は患者さんの信頼に応え、医療の未来を切り拓く力となります。」

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以上です。何か参考になることがあるのではないかと思います。

では、今週も頑張っていきましょう。

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