AIKOU’s voice

2024.11.25

朝カンファレンス

 毎日、世界の女性と子供を幸せにするために頑張っていただきありがとうございます。

 先週の木曜日から昨日まで、岡山で開催された日本産婦人科手術学会に参加してきました。来年、当講座が虎ノ門ヒルズで開催する学会で、慈恵からも多くの先生に参加していただきました。特に主務幹事である小田嶋先生には理事会から参加していただき、閉会式まで頑張ってくれました。どうもありがとうございます。
この手術学会はとても伝統があり、過去に安田先生ら慈恵の先生も多く参加しておりました。ただ近年、内視鏡学会やロボット学会の勢いに押されて目立たなくなっております。この学会は、通常の学会と違い、年齢にかかわらず自由に意見を発表しやすいところが特徴です。ですので、来年の学会では若い先生方に多く参加してもらえるようハンズオンや美容などもプログラムに取り入れ慈恵らしいホスピタリティを持ってお迎えしたいと思っております。また、若い方々に学会のことを知っていただくためにSNSを駆使して宣伝をしようと思っておりますので、フォロアー数の多い医局員の先生にもご協力をお願いする予定です。

昨日、岡山大学の前教授で手術学会の名誉理事長でいらっしゃる平松先生の講演がありました。書道や水墨画に精通されていらっしゃる平松先生はご講演の中で「手術はScience & Artである」と説明されてました。もう少し内容についてご紹介しますと、「書道や水墨画はいきつくところは1本の線の積み重ね。手術は1つの切開、剥離、展開の積み重ね、やり直しがきかず一発勝負である点を考慮すると手術は書道にもっとも近い。『手術は清書用紙1枚だけ与えられてのScience & Art』である。担当する日々の手術に、それだけの覚悟、準備をして取り組み、術後管理もきちんと行い、患者さんに感謝して退院してもらって初めて一人前のScientistであり、Artistである。テクニカルスキルだけでなくノンテクニカルスキルを十分身につけておくことが必要である。」ということでした。

いかがでしょうか?とても身に沁みますね。この精神を忘れずに今週も頑張ってまいりましょう!

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