AIKOU’s voice

2024.11.11

朝カンファレンス

皆さん、おはようございます。
毎日患者さんのために、産婦人科学講座のために、そして世界の女性と子どもを幸せにするために頑張ってくださりありがとうございます。本日は教授に代わり、岸がお話をさせていただきます。
 先日、Science-omeと言うサイエンスを議論するオンラインフォーラムに初めて参加し、面白い話を伺いました。性腺刺激ホルモンであるFSHLHは、哺乳類ではいずれもGnRHというひとつの上位ホルモンによりコントロールされており、私はこれが常識の様に考えていたのですが、魚類では進化の過程でこの制御が異なったものとなっており、LHは哺乳類と同様にGnRHで制御されているものの、FSHは別のホルモンであるコレシストキニンで制御されているということを見出すまでのお話でした。登場する末梢でのホルモンはFSHLH、エストロゲン等同様なのに、上位のコントロールが種によって大きく異なっているのは大変興味深いものだと思いました。
上記のお話は東京大學大気海洋研究所の神田先生という方のご講演でした。他分野のお話は分からないことも多いのですが、新鮮な驚きを与えてくれることも多々あります。
大学では産婦人科内にも複数の分野があり、自分の分野に関連する部分にだけ参加しがちですが、それでは勿体ないように思います。学内では他分野に触れる機会が比較的豊富に提供されています。他科とは言わず医局内でも、分野の異なる講演の集談会に積極的に参加するとか、ラボミーティングに出てみるとかならすぐに始められます。たまには普段なんとなく避けてしまっていることに思い切って踏み込んでみてはいかがでしょうか。

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