皆さん、いつも世界の女性と子どもたちを幸せにするために頑張っていただき、有り難うございます。本日は、岡本教授に代わり永田が担当させていただきます。
この金曜日と土曜日、業務が終わったあとに、卵巣がんの患者さんとホルモン補充療法について、カルテデータを調べました。レジデントの先生方は、このようなカルテデータ調べの仕事をよくされていると思います。私もレジデントのころは、当時は働き方改革などなかったので、夜中まで病院に残ってカルテデータ調べをして、とても辛かった記憶があります。こんなに頑張ってデータ収集しても、症例数が足りなかったり、後ろ向き研究という限界のために、エビデンスとして認められなかったりするのが悔しくて、教授にお願いをして、国立成育医療研究センターに派遣していただきました。そこでいろいろな研究手法を学び、大学に帰ってきて、再びカルテデータを調べていて感じたのは、そこは解決すべき課題や気づきの宝庫だということです。もちろん、そこで得た気づきを、研究の規模を大きくしたり、前向きの研究にして確認することはとても大切です。そしてその根底にある、毎日の診療、一人一人の患者さんから得られる気づきを大切にすることの重要さに、改めて気づきました。では、今週も頑張ってまいりましょう。