AIKOU’s voice

2023.07.17

朝カンファレンス

 皆さんおはようございます。世界の女性と子供を幸せにするために毎日頑張っていただき誠にありがとうございます。

 日本周産期・新生児医学会、婦人科腫瘍学会など学会や研究会が盛りの季節ですね。発表者の皆さん、ライターの皆さん、そして留守を守ってくれている皆さん本当にお疲れ様でした。改めて感謝申し上げます。

私は松江で開催された婦人科腫瘍学会に参加しましたが、理事会や25周年記念式、海外学会との会議や食事会などで医局の皆さんと一緒にいられる時間がほとんどなくとても残念でした。婦人科腫瘍学会が25周年ということで、一度学会の方向性を確認しようということで、3つのキーワードが出ていました。1つ目は「順応性と進化」。例えば、修練医は広汎子宮全摘執刀しないといけないとありますが、今は手術を学ぶ資材がたくさんあります。骨盤解剖や手術のテクニックは多くのセミナー、DVD、YuTubeでも学習できます。この15例は減少する方向で話が進んでおります。2つ目は若い意見をもっと吸い上げようということで、シニアだけでなく若い方々に積極的に委員などに入ってもらい、意見をどんどん発出してほしいと思います。そして最後の3つ目は「国際化」です。今の日本のGDPは世界で3位ですが、5年後10年後に中国、インド、インドネシアにも抜かれ、順位は10位以下になり、何の変哲のない国になっていくのです。しかし医学はそうなってはいけない。とにかく国際化を進めて世界の最新情報を得ながら日本から注目される成果を世界に発出し、日本のプレゼンスを示すことが大事です。そのためには、海外留学にも注力し、世界で活躍できる次世代を一人でも多く育てることが重要だと思っています。皆さんには目まぐるしく変わるこの世の中で順応していくためにも、様々な新しい情報を得ながら日々進化していってほしいです。そして、将来的には自分の後に来る若い人達への教育にも力を入れていただき、広い視野を持って国際化を意識してください。
それでは今週もよろしくお願いいたします。

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