皆さんおはようございます。毎日、世界の女性と子供を幸せにするために頑張っていただき誠にありがとうございます。

先週は同窓である獨協大学埼玉医療センターの高倉先生のご講演と、倉敷成人病センターの羽田先生のご講演ならびにビデオカンファレンスがありました。両先生のご講演は素晴らしくとても勉強になり、いい刺激を受けたと思います。またビデオカンファレンスではとても建設的なアドバイスをいただきました。ぜひ今後も双方の機関と連携を取っていきたいと思います。
お二人とそれぞれお話をしたときに車のハンドルの遊びが大切という話が出ました。きっちりすぎると逆に難しくなりすぎることもあるので、ある程度余裕を持って臨床、研究や教育に臨むことは必要ですし、あともちろん人間関係も余裕を持つことが必要だと思います。
　また先週は、残念なことに卵巣癌でお亡くなりになった患者さんのご主人が外来にご挨拶に来てくださいました。その患者さんは仕事にも家庭にも前向きに取り組んでおられた方で、とても協力的なご主人と大変仲良くされておられました。お仕事をされながらも標準治療をスケジュール通りにこなしておられ、私自身も患者さんのお仕事や生活に支障がないよう、なるべく患者さんのご希望に沿えるよう治療スケジュールを調整していました。そして婦人科の先生方もそれに協力してくれました。本当にありがとうございました。そのような気配りに患者様もご主人も感謝されていらっしゃいました。「医は仁ならざるの術，務めて仁をなさんと欲す」とういう言葉があります。「医を仁術たらしめるためには，文献のみならず，自らの経験と先輩や同僚の意見，なによりも患者から学ぶ謙虚さが必要であると考える」という意味です。慈心妙手と同じですね。
この言葉を胸に、皆さん今週もよろしくお願いします。