AIKOU’s voice

2022.07.25

朝カンファレンス

 皆さん、おはようございます。いつも患者さんのため、本講座の発展のため、世界の女性と子供を幸せにするために頑張っていただきありがとうございます!

 この間、『ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」』という本を読みました。ソニーの3度のピンチを救ってソニーを再生させたという、平井一夫さんの本です。

平井さんは当初、CBSソニーに入り音楽の仕事をするのかと思ったら、プレイステーションを売る手伝いをさせられたことがきっかけでアメリカ行きを命じられ、ソニーエンターテイメントアメリカの責任者となったそうです。アメリカ行きの目的は内部の人間関係の分裂を解決することで、平井さんは一人一人の意見を聞いてまわり、クリエーターファーストを打ち出し、数より質で勝負することを大切にして組織の大改革に取り組みました。その結果、ソニーエンターテイメントアメリカは軌道に乗り、平井さんはピンチを救う人物として有名になったそうです。
その後、アップルとサムソンに追い込まれていたソニーから急遽日本に呼び戻された平井さんは、新たにプレイステーション3を託されました。当時のプレイステーション3は、ハイスペックではあったものの、売れば売るほど赤字になるという製品でした。平井さんはそこでまたも関係者一人一人の意見を聞き、最大限に工夫を施し価格を1/3にして大ヒット、それに続くプレーステーション4も大ヒットさせてソニーをピンチから救いました。
その後も大赤字を出していたテレビやPCなどのエレクトロニクス部門も任され、ソニーの社長に就任した後も変わらず一人一人の話を聞く姿勢を貫きテレビ部門を黒字に持っていきました。さらに企業名をソニーグループに改名し、音楽、映画、金融、ゲーム、エレクトロニクスのすべてをフラットにしたグループとし、まさにソニーを再生させたわけです。
現在では平井さんはソニーを退職され、日本の教育に力を注ぎ子供たちの貧困と教育格差を解消させるために「一般社団法人 プロジェクト希望」を立ち上げ、日本を再生するために活躍されていらっしゃるそうです。
平井さんの本はとても興味深い内容が多く、とてもとても勉強になりました。そして慈心妙手と調和の大切さにもつながると感じました。皆さんも機会があればぜひこの本を読んでみてくださいね。さあ、今週も頑張ってまいりましょう!

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