皆さん、おはようございます。毎日、世界の女性と子供を幸せにするために本当に頑張っていただきありがとうございます。

　昨日で北京オリンピックが終了しました。日本は冬季オリンピックで最多となる18個のメダルを獲得しましたね。スノーボードの平野選手は2回目の思わぬ採点の低さにもめげず3回目の試技で素晴らしい結果を出しました。スキージャンプの小林選手も本当に素晴らしいジャンプでしたし、スピードスケートの高木美帆さんは５つもの種目に出場して本当に頑張ったと思います。フィギュアスケートも男女ともに頑張りましたし、羽生結弦選手も自分の哲学を貫き通しました。カーリングは金メダルは逃したものの、厳しい状況の中でも終始和やかなムードで素晴らしいチームワークを見せてくれました。彼女たちのそのチームワークが何だか慈恵ぽくも感じました。
私が今回のオリンピックの中で非常に印象に残っているのはノルディック複合個人ラージヒルです。日本の渡部選手は終盤まではトップを走っていましたが、最後に他国の選手に抜かれてしまい、銅メダルとなってしまいました。しかし、彼の最後の最後まで力を振り絞って頑張る姿にとても感動しました。また、スピードスケートパシュートの試合も深く印象に残っています。最後のカーブで高木選手が転倒してしまい、結果としては銀メダルとなってしまいましたが、彼女たちの一生懸命な姿やお互いを励ましあう姿に胸が熱くなりました。渡部選手も高木奈那選手も最後の最後は乳酸がたまりにたまってぱんぱんの状態だったのでしょうね。それは出場していたほかの選手たちも同様だと思います。みんなが同じくらいに疲れていて、でも最後の最後にゴールした時のほんのちょっとした差は、4年間積み上げてきたつらい練習と強靭なメンタルももちろんですが、それだけではなく、何かわれわれではわからないレベルの要素が存在しているのかもしれません。オリンピックに出場する選手はメンタル・フィジカルともに我々の想像をはるかに超えた次元で戦っているんだなということを改めて思い知らされました。
スポーツ選手の頑張る姿というのは見ていて非常に強く心に響きます。私みたいなおじさんになりますとなぜか自分の人生に照らし合わせて自分の楽しかったことや苦しかったこと、それらを乗り越えてきたときのことを思い出してしまいすぐ涙が出てきてしまうものです。スポーツ番組のおじさん解説者もすぐ涙流している姿もよく見かけると思います。もしかすると皆さんのお父さんやお母さんも涙もろくないですか。人は人生経験が長くなると自分の経験に照らし合わせてその時のことを思い出し、ぐっと来てしまうのだと思いますので、お父さんやお母さんが涙をにじませていたらぜひいたわってあげてくださいね。
それはさておきオリンピック選手のプロフェッショナリズムは我々医療従事者にももちろんあてはまります。一歩一歩努力しながら切磋琢磨し、つらいことがあっても強い精神力と体力面でもそれを乗り越えないといけません。今回の冬季オリンピックでも、我々は数多くの選手から勇気と感動とパワーをもらいました。それらを胸に、今週もぜひ頑張っていきましょう！それでは今週も宜しくお願い致します。