皆さん、おはようございます。毎日患者さんのために世界の女性と子供を幸せにするために一生懸命頑張っていただき誠にありがとうございます！

　大阪なおみ選手が全米オープンで優勝しました。日本人選手が世界で活躍するのはとても嬉しいですね。大阪選手といえば、今大会では、各回の試合を通じて現在問題となっている人種差別への抗議を続けていました。使命感を持ち、なおかつどんな時でもメンタルを安定に保ちながら彼女は優勝に到達しました。日本人である大阪なおみ選手や八村 塁選手が人種差別への抗議をすることによって、われわれ日本人がその問題に関心を持つことはとても大事なことだと思います。
日本にいるとなかなかわかりにくいかもしれませんが、私は以前アメリカの東海岸に留学していた頃に、やはり大なり小なり不便を感じることがありました。今思えば、それをばねにして周りにも負けない研究をしてやろうという奮起するいいきっかけになりましたが、それは日本にいたら全く経験できなかったことでしょうし、ひょっとしたら必要なことでもなかったのかもしれません。しかし、患者さんを幸せにするわれわれにはそれではいけないと思います。われわれは最高の技術と最新の医療を患者さんに提供するのはdutyですが、同時に患者さんの気持ちを十分に理解しながら患者さんのための医療をしないといけません。それには世界レベルの課題を知らないといけません。

　先月、国際産婦人科学会FIGOについて紹介をしました。FIGOは世界の女性が身体的、精神的に、またReproductive and sexual health、健康面において可能な限り高い水準で生活できることを目標に活動しており、女性の身体的、精神的に、健康面の向上および女性の権利と地位向上のために活動しているまさに世界の女性を幸せにするために活動している団体です。ぜひ時間のある時にFIGOのHPを見てください。日本とは一見違うのでとても刺激になるし勉強になりますが、だからこそ、HPVワクチンなどの日本の課題も見えてきます。日本の良さと世界の動きを見据えた最高の医療を患者さんに提供していきましょう。今週もどうぞよろしくお願いします。