AIKOU’s voice

2019.11.25

朝カンファレンス

皆さん、いつも患者さんのため、家族のため、世界の女性と子供を幸せにするために頑張っていただき誠にありがとうございます。そして私が入院している間、慈恵医大産婦人科講座をしっかりと守っていただき重ね重ね感謝いたします。
 この6週間以上の入院生活に関して、最初はがんを宣告されたような気分でしたが、次第に自分がもう若い時とは違い、体力、免疫力が落ちてきたのだという現実を受け止め、気持ちを切り替えて神様が与えてくれた貴重な時間だと思いながら、仕事のことは皆さんにお任せしてポジティブに入院生活を楽しむことにしました。毎日朝5時から点滴だったので、5時半には行動開始し、と言っても病室から検査以外は出られませんでしたので、窓を開け、医局棟12階を眺めながら、病室で療養に励みました。
 入院中私は、世の中の様々な出来事をテレビ越しに見ながら、決められた時間内で120%以上の成果を出し、ワークライフバランスも充実させることはとても重要なのだということについて考えていました。国際会議で一緒になる外国の人たちは仕事も余暇も充実させながら家族を大切にしている人たちが多く、しかしやるべき時には真似のできない集中力を発揮して決められた時間にものすごい成果を出しています。ミーティングもだらだらとやらず、なるべく効率よく短時間で結論を出します。日本国内でも進んだところは座らないで立ちながらミーティングをすることによって会議を短く終わらせられるよう工夫する企業も出てきています。
私たちは、もっともっと働く人が優しい環境で働けるようにしなければならないと思います。そしてその分働く人たちには高いモチベーションを持ってほしい。慈恵医大産婦人科講座も含め日本の社会はいろいろと変革が必要な時期にあるのだと痛感しました。私はこの入院を通して、皆が働きやすく、よりモチベーションを高くもち成果を出しやすい環境にしたいと思いました。
 最後に入院をして気づいたことを1つお話します。外来棟7階の理容室についてです。学生時代からその存在が気になってはいたのですが、患者さんしか使えないと思っていたので今まで利用したことはありませんでした。今回、患者として初めて利用したのですが、カットもとても上手く、ヘヤダイ用の薬品も自然のもので全く沁みることなく、シャンプーもとても丁寧でした。そして料金も、職員割引が効くため、通常の1/3の支払いですみました。患者さんだけでなく誰でも利用できるとのことで、1月からE棟1階に移るそうですので、皆さんも利用してみてください。
 今週から私も頑張ります。皆さん、どうぞよろしくお願いします。

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