AIKOU’s voice

2019.07.08

朝カンファレンス

皆さん、おはようございます。毎日、世界の女性を幸せにするために頑張っていただき本当にありがとうございます!
 先週は新潟で日本婦人科腫瘍学会がありました。以前、ご講演にいらしていただいた榎本教授が主催された学会で、多くの外国人の講演があったり、どのプログラムもレベルがとても高く充実しており、さらにはホスピタリティも素晴らしくとても印象に残る学会でした。発表された先生、指導にあたった先生ご苦労さまでした。
榎本先生の会長講演ではご自身の学生時代に基礎研究室に出入りし、k-rasの研究をして卒業までに英文論文を2編書いたこと、米国での留学生活、帰国してからの苦労話や癌肉腫の分化の面白さ、正常子宮内膜にすでに遺伝子変異が起こっており腺管ごとに遺伝子変異が違うこと、k-rasも関与して、学生時代からのk-rasとは深い縁があることなどとてもおもしろく興味深いお話が聞けました。中でも印象深かったのは幸運の女神の髪の毛は前になびいていて、後ろにはなびいていないとうことでした。日頃から一生懸命頑張れば幸運の女神が近づいてくれ、女神様の髪の毛に触れることができるが、幸運の女神に気づかずに通り過ぎてからはっと気づいても幸運の女神様の髪の毛は後ろにはたなびいていないので髪の毛に触れることはできない。という言葉でした。頑張っていれば必ずチャンスがやってきます。そのチャンスを逃さないようにリセプターを発現させておいてくださいね。
また、会場の朱鷺メッセには「世界を反転させる」という鏡がありました。ステンレスの巨大な凹面鏡で、少し離れたところから見ると凹面に映る自分は逆転しているのですが、近づいて行くに従って像はもう一度反転するという仕掛けです。京都大学の濱西先生が講演でこの鏡について触れられ、この鏡は研究と似ていると言われておりました。多くの人はこの鏡に気づかずに通り過ぎていくのですが、あれこれは何だろうおもしろそうだなというのが研究の始まりで、実際研究を始めてみると自分の予想していたのとは違う結果ばかりで、この鏡に映る逆さまの自分のようである。でもそれにめげずに頑張って近づいてみると正しい向きの自分が写ってくると言われておりました。私はそれを聞いてなるほどと思いました。皆さん一度しかない人生です。家族や自分の生活は大切にしながら、仕事も一生懸命頑張りましょう。必ずチャンスがきます。そのチャンスをきちんとつかんで、一歩前に前進しましょう。最初はちょっとつらいかもしれませんが、さらに努力すればきっと素晴らしい経験ができるでしょう。
それでは今週もよろしくお願いします。

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