AIKOU’s voice

2019.06.24

朝カンファレンス

皆さん、おはようございます。毎日、世界の女性を幸せにするために頑張っていただき本当にありがとうございます!
 さて、先週は京都大学の万代教授の講演を賜りました。腫瘍免疫学について、期待と失望の繰り返しと言われておりましたが、ご自身のご苦労も交えながら、京都大学の最先端の知見もとても分かりやすく提示していただき本当に素晴らしい講演でした。がんの微小環境、免疫療法は化学療法の感受性を復活させる、EMTと免疫逃避機構などなどとても興味深い講演でした。疑問を実験で解明しようとする姿勢、そして結果から「これはちょっと面白いのでは」という感動から新しい道筋をデザインしていく研究者、臨床家としての真摯な姿勢にとても感銘を受けました。人生のやりがいを見つけていらっしゃり、それを着実に育ていらっしゃいします。さすが、トップランナーの講演でした。
 土曜日には医局説明会がありました。スライドプレゼンテーションをしてくれた先生方、とてもいいプレゼンでした。また、懇親会には医局から多くの先生たちに参加していただき、とても盛り上がり良かったと思います。柳田医局長、よく頑張ってくれました。私のプレゼンテーションに医局の方々がやりがいを持って働けるような環境を作るというスライドがあります。しかしながら、やりがいというのは他者から「はい、これがあなたのやりがいですよ。楽しいですよ、やってごらんなさい」と与えられるものではありません。昨今の風潮としては多くのものが親や学校から与えられていたりするので、やりがいもきっと誰かからもらえるのではないかと信じてしまう人もいるかもしれません。もちろん皆が皆そうだとは思いませんが。しかし、やりがいはどこかに存在していると勘違いしてはいけません。自分で見つけて、自分で作って、育てるものなのです。私は皆さんに日々の診療やミーティング、研究会、学会を通してやりがいにつながるヒントを何か見つけていただきたいと思っております。集談会はその絶好のチャンスだと思います。先週の井上桃子先生の留学報告はとても良かったです。桃子先生はやりがいを見つけつつあることが分かりました。集談会係を通して、研究に行きたい気持ちが生まれ、素晴らしい研究成果を出されました。
これから当講座が主催する学会もいくつかあります。その学会運営にもぜひ手を挙げて手伝っていただき、学会を運営する立場から何かを感じて、何かを見つけて、育ててもらいたいと思います。それがもしするとやりがいに進化するかもしれません。それでは今週もよろしくお願いします。

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