AIKOU’s voice

2019.06.03

朝カンファレンス

皆さん、いつも患者さんのため、世界の女性を幸せにするために頑張っていただき誠にありがとうございます。
 先週は世界婦人科腫瘍総会のGCIG会議に参加するためにシカゴへ出張しました。副委員長を務めている卵巣癌委員会や子宮体癌、頸癌、Translational Research、Phoase II委員会やMega data委員会などなど会議が満載でした。TR委員会には高橋一彰先生や黒田先生らがお世話になっている河野先生に、一彰先生のプロジェクトについて講演してもらいましたが、さすが、婦人科腫瘍医やMedical Oncologistらの報告するTRの内容とは別格のプレゼンテーションで、いつもよりはるかにレベルの高い講演となっており、多くの出席者から高い評価を得ていました。質問も多く寄せられ、その受け答えもとても素晴らしいものでした。久しぶりにプロの講演を間近に拝聴し、感銘を受けました。これを機会にますます臨床試験に向けて本格始動できればと思います。また、田部先生がPIのJGOG3020に関してもフランスからプロトコールのリクエストがあり、収穫の多い会議となりました。
 また、昨年の慈恵での学会で多大なるサポートをしてくれたJasonとも会ってきました。彼は相変わらず元気そうでしたが、今の研究のタイムリミットが近づいているということで真剣な顔をしておりました。がんセンターの河野先生からも貴重なアドバイスをもらってとても前向きになっておりました。慈恵産婦人科の皆さんにぜひぜひよろしくと、そして今すぐにでも日本に帰りたいというメッセージを預かりました。JasonとはJasonが時々バイトをしているMurasakiで会ったのですが、ちょうどその時Northwestern大学に留学している日本のドクターが勉強会の後の飲み会を同じMurasakiで開催しておりました。慈恵の病理からも片木先生が留学しており、また他の大学の耳鼻科、麻酔科や整形外科の先生たちと会いました。皆さん、留学という楽しく、そして厳しい試練に立ち向かいながら、今までの人生をリセットゼロにして懸命に毎日を送っている姿を見て心から応援をしたくなりました。自ら志願してシカゴに来ており、日本人としての真面目さと協調性と弱音を吐かない強さを持ち合わせて毎日を必死に頑張っている彼らの姿はとてもぐっとくるものがありました。彼らの10年後、20年後が本当に楽しみです。ぜひ、わが講座の皆さんにもこのようにシカゴで頑張っている彼らに負けないように、患者さんのために、そして未来の自分のためにも頑張ってほしいです。それでは今週もよろしくお願いいたします。

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