AIKOU’s voice

2019.05.13

朝カンファレンス

皆さんおはようございます。令和になりましたが、毎日一生懸命患者さんのため、慈恵医大産婦人科講座のため、世界の女性の幸せのために頑張ってくださって誠に有り難うございます。 
 先週はミーティングが伸びたためにVoiceがありませんでしたので、先週の分も含めてお話します。
さて、GWも終わり1週間が経ちましたが、皆さんはGWをどのように過ごされたでしょうか?当直でなかなか連続してお休みが取れなかった先生もいると思いますが、少しでも気分も体もリフレッシュでき、先週から張り切って働かれているのではないかと思います。
 私はGWの前半はFIGOの参加のためロンドンまで出張してきました。朝から晩まで2日間みっちりの会議でしたが、世界の産婦人科を発展させる機関ですので、通常の学会や会議と違い、女性の健康をどのように守り、女性の権利を向上させるかなどを討論し、とても刺激になりかつ勉強になりました。
今回の会議では、アフリカや東南アジアなどにまだまだ人的な支援や教育が必要だと痛感する議論がなされていましたが、その一方で、経済的にはそれほど問題ないはずの日本がなぜHPVワクチン接種率が低いのかと問題視されているという話題も出て、私も意見を求められる場面がありました。日本にも日本なりの問題があり、取り掛からなければいけない課題がたくさんあります。ぜひ、皆さんには一人ひとり問題意識を持っていただき、ともに日本の、世界の女性を幸せにしていっていただきたいと思います。
 FIGOの会議の後は飯田先生が留学しているエジンバラにも行ってきました。町全体が世界遺産というだけあり、中世期のお城や建物が見事に保存されており、新しい文化との調和も感じられる素晴らしい所でした。飯田先生も現地で元気に頑張っており、ラボに着いてすぐのProfessor Charlie Gourleyやラボの人たちを交えたミーティングでは、自分のプロジェクトをしっかりとプレゼンしている飯田先生の姿を見て、言葉も習慣も違うところでの飯田先生の努力が感じられてとても感動しました。われわれは日々の仕事に追われてあまり考える時間はありませんが、言葉や文化、習慣などが違う地でゼロから始めることが人を大きく成長させるうえで重要なのだと再認識しました。ですから、医局の先生方にはできるだけ多く留学していただきたいと思っています。
 令和になり、私は本院産婦人科では唯一の昭和卒になってしまいました。私が医者になりたてのころ、大正、明治なんて古くさいと思っていましたが、令和の人からみれば私こそが古臭いんだなと思うととても複雑な気分です。せめてもの救いは5月1日をエジンバラで迎えたので、令和に変わった実感が薄くて済んだことでしょうか。
 今週末は一彰先生と廣瀬先生と一緒に上海で開催されるAPOLLO Symposiumに参加し、3名それぞれClear cellについて講演してきます。さらには上海、韓国、日本のJGOGが共同して行うSUNNY trialについて、また田部先生がPIで登録中のJGOG3020についても上海に協力してもらえるよう交渉に行ってまいります。それでは今週もよろしくお願いいたします。

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