AIKOU’s voice

2019.01.15

朝カンファレンス

皆さん、いつも患者さんのため、家族のため、世界の女性を幸せにするために頑張っていただき誠にありがとうございます。
 現在、世界経済は米・欧・中の三極体制に移行しつつあり、残念ながら国際社会における日本のプレゼンスは低くなりつつあります。一方で、本邦で発展をとげた世界に誇るべき日本産科婦人科医療・学術レベルの高さもまだプレゼンスを十分に示したとは言えず、このまま経済界のように米・欧・中の三極体制に移行していくことは避けないといけないと考えます。そのためには、日本産科婦人科学会が力を入れてきた国際化(インターナショナリゼーション)をますます促進していかなければならないと思っています。
また、現在の産婦人科をめぐる医療現場には医師の地域偏在、産休・育休の復帰支援、腹腔鏡・ロボット支援手術による低侵襲性手術の普及・研修法、分子生物学的手法の進歩によるプレシジョンメディソンの普及・研修法などの課題もあります。昭和から平成、そして新しい年号へと時代は変わりながらも先代が築いてきた技術や学術、治療や診療に注いできた熱いパッション、調和力を継承しながら、AIの導入を視野に入れたクオリティーの高い医療技術を実現する新しい時代に向けた産婦人科医療を皆で考え、実践していかないといけません。「パッション、調和、多様化、そして国際レベルの産婦人科医療・学術へのプロモーション」をこれからも大切にしたいと思います。
それでは今週もよろしくお願いします。
 

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