皆さん、おはようございます!毎日患者さんのため、ご家族のため、産婦人科学の発展のため、世界の女性を幸せにするために頑張っていただき本当にありがとうございます。
IGCSとIFPAが皆さんの多大な協力のおかげで成功裡に終了したあと、息つく暇なく、日産婦渉外委員長として、韓国産科婦人科学会学術集会およびリオデジャネイロで開催された国際産科婦人科学会(FIGO)学術集会に参加してまいりました。
FIGOの開会式では日本から来たことをアピールするためにIGCSでは使わなかった浴衣を着て、でんでん太鼓も持って臨みましたが、各国の紹介スライドはたった一枚のみでしたので、肩すかしで終わった感じでした。
しかし、前神戸大学教授の丸尾猛先生がDistinguished Merit Award(優秀功労賞)を受賞され、開会式終了とともに日産婦若手委員の先生方と丸尾先生ご夫妻を囲んで一緒に記念写真を撮り、ステージの前で日本の存在をアピールできました。
さて、日本のアピールと言いましたが、世界に日本のプレゼンスを示すことは大変重要だと思っております。昨日からインドの首相が来日し、安倍首相が別荘に招いて二カ国間の友好をアピールされております。先週は中国への訪問もされておられました。安倍首相はこの約6年間で計146カ国を訪問し、日本と諸外国との友好関係を内外に示されているわけです。
産婦人科の世界においての日本の存在感について例を挙げれば、日本の周産期死亡率は1000出産あたり2.6で世界でも最も低いですし、日本の産婦人科は、学問、医療のいずれにおいても、間違いなく世界のトップレベルにあるにもかかわらず、残念ながら、世界でそれが必ずしも認知されているわけではありません。
本学藤井理事長のお言葉をお借りすれば、私たちはこれまで、英文論文はもちろん、国際学会での発表も多数してきました。しかし振り返ってみると、国際学会に参加するかどうかの基準は、そのことにより自分が学問的に得るものがあるかどうか、自分にとってプラスとなるかどうか、ということであったように思います。ですから、欧米の学会に出席はしても、アジアなどの開発途上国の学会には参加してきませんでした。これからは、こうした国々を支援するという立場に立ち、特に次代を背負う若い先生方が積極的に教育講演に行くことによって、日本の高い学問、医療レベルを認知してもらえるようにしたいと考えています。矢内原先生、黒田高史先生、小田嶋先生が行ったカンボジアでの教育はとても素晴らしことです。
当講座には多くの国々から留学生が来ております。若い先生方はその様な外国の方と積極的に交流し、英会話能力を身につけ、日々臨床・研究・教育に励み、多くの学会に参加し、自分のアピールして、多くのチャンスを得て、将来的に日本のプレゼンスを示し、世界の産婦人科をリードしていってほしいと思います。本講座はそのようなチャンスを得るにはとても良い環境だと思いますので、リセプターを最大限に発現させ、ぜひチャンスを活かしてもらいたいと思います。それでは今週もよろしくお願いします。