AIKOU’s voice

2014.10.06

朝カンファレンス

皆さん、いつも一生懸命に患者さんのため、慈恵医大産婦人科講座の発展のために働いていただき心から感謝申し上げます。ご存知の通り、10月1日、高倉先生が獨協医科大学越谷病院産婦人科講座の主任教授に就任しました。他大学産婦人科主任教授を輩出することは、慈恵医大産婦人科講座にとって第3代樋口一成教授時代以来の快挙であり、大変名誉なことです。
 越谷病院の位置づけについては、本院、葛飾、第三、柏に続く附属病院と私は考えています。皆さんも派遣(国内留学)というかたちで、慈恵の産婦人科医局に属したまま、決められた期間を回ってもらうことになります。高倉教授にはその才能を発揮していただいて、調和のとれ働きやすい環境作りと婦人科領域・周産期領域・将来的には生殖すべての領域を高いレベルにもっていく手腕を期待しています。

 私は就任当時から、1)皆がきちんと家族を養える環境、2)生きがいを持って働いて高度な知識・技術を身につけ向上し、さらに新しい診断法・治療法を開発し、その結果、患者さんのため、世界の女性を幸せにするための環境、3)慈恵医大産婦人科講座に属することに誇りを持てる環境、これらの環境を作るよう少しずつ努力を重ねているつもりです。日本ではいまだに学閥というハードルが非常に高いわけですが、そのハードルを越えオールジャパンを作って、日本人の研究成果をきちんと日本から発信していかないといけない、そういう時代にきています。海外の学会・会議に参加し、いつも感じることは、日本の研究者はみんな優秀ですばらしい研究をしているのですが、それほど認められていないところです。それはなぜかというと、英語によるプレゼンテーション力が劣ることもありますが、症例数が少ない、nが少ないためです。欧米はかなりアバウトなやり方ではありますが、nが多ければ色々な補正が効いてしまうわけです。日本はそういった意味で非常に損をしているところがあります。アジアの中でも中国、韓国、インドなどは、日本を追い越してやろうという勢い、パワーをものすごく感じます。日本は将来、本当に大丈夫なのかと心配になることもあります。今回、高倉先生が獨協医大越谷病院に行かれたということは、慈恵医大の4病院と獨協医大の越谷病院と本院の2病院が強固な関係を結ぶということですので、今後は共同研究も積極的に行い、nを増やし信頼性の高い知見を国内外に向けて発信することが可能になったということです。つまり、オールジャパンを作っていく上で、高倉先生はその第一歩を踏み出してくれたと私は考えております。
 現在、生殖領域では聖マリアンナ医大、周産期領域では国立成育医療研究センターと緊密な良好関係を築いています。腫瘍やそのほかの分野において、獨協医大の先生方とこれから連携を組めるということは非常によいことです。すべての領域においてオールジャパンを作って、みんな仲良く調和をとりながら発展していくことが私の理想です。それを皆さんにもよく理解していただいて、高倉教授に精力的にがんばっていただきたいと思います。そして越谷病院を魅力的な病院にするためにも、皆さんは越谷病院に行ったら、思う存分慈恵のよさを出して、有志竟成の精神を忘れずに、好奇心・探究心・想像力を活性化して高倉教授を支え活躍してほしいと願います。どうぞよろしくお願いいたします。

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