AIKOU’s voice

2023.02.27

朝カンファレンス

 皆さんおはようございます。毎日世界の女性と子供を幸せにするために頑張っていただき本当にありがとうございます。

 先日の東京産科婦人科学会で発表された先生方はお疲れさまでした。

私はこの週末、ソウルで開催された日本、韓国、台湾、中国で設立されたEAGOTというアジア婦人科腫瘍グループの理事会とシンポジウムに出席してまいりました。

シンポジウムは土曜日の午後に5時間ほど開催された、50人程度の規模の会だったのですが、展示のスポンサーが8社もついており、まるで千人規模の学会のようで韓国のパワーを感じました。また、シンポジウムでは私も含め4名のドクターが発表したのですが、残りの4つの発表は企業の方の講演でした。AstraZeneca Globalの今後の展望やCA125に結合するOregovomabの最新情報と今後の展望、whole genome sequenceをコストを抑えて世界で展開している韓国のベンチャー企業などの最新情報など、企業のこれからの方向性を知ることができる新しいタイプの講演でした。韓国は世界のあらゆる最新情報を入手しながら情報を共有し、それぞれ上手く手分けをしながら常に新しい診断法や治療法を提供するシステムができており、そんな韓国と日本の違いに圧倒され、焦りを感じたというのが正直な印象です。コロナで国際学会などがWebになりましたが、現在、国際学会はface to faceが中心です。最近では日本からの国際学会への参加者は激減しているそうです。おそらく国際学会≒旅行という日本人がいかに多かったかということが証明されたのでしょう、日本は完全に出遅れているとひしひしと感じます。Webでは決してわからない、対面の話し合いで初めてわかる情報があるのです。ぜひ、皆さんも積極的に海外の学会に参加しましょう。以前もお話しましたが、主体性を持って日々精進しましょう。それでは今週もよろしくお願いします。

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