AIKOU’s voice

2023.02.13

朝カンファレンス

 皆さん、おはようございます。毎日、世界の女性と子供を幸せにするために本当に頑張っていただきありがとうございます。

 さて、私が度々お伝えしている「慈心妙手」という言葉ですが、これは、良医とはすべての患者さんに慈しみの心を持って接し、患者さんのために自分の腕を磨かないといけない、という意味です。「腕」とは人によっては手術の腕かもしれませんし、研究の腕、教育の腕かもしれません。自分が、これは他の人には負けないぞという腕を患者さんのために日々磨き、向上させるように精進することが大切なのです。そのためには主体性がないといけません。主体性とは自分の意志や判断に基づき、責任を持って行動することです。自主性という言葉もありますが、自主性とは、自分の判断で行動することで、選択の自由と責任が含まれてないところが主体性との違いです。主体性がある人は、分からないことでも理解しようとする、自ら進んで行動する、知的好奇心が旺盛であります。自分で責任をもって行動したという経験、高い評価を受けることで、自分に自信がつくようになるという好循環が生まれます。われわれの仕事もそうです。例えば、主体性を持って学会発表の募集に手をあげ、こつこつと頑張って準備し、堂々と発表するのです。そうすると自分に自信がつき、さらに論文化することにより、自分の実績になりますし、患者さんをはじめ医学の発展に貢献できます。医局員の皆さんには、慈心妙手という当講座の伝統の言葉を胸に、すべての患者さんに慈悲の心を持って接し、患者さんのために自分の腕を磨くよう日々精進していってほしいと思います。

それでは今週もよろしくお願いします。

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