AIKOU’s voice

2022.12.26

朝カンファレンス

 皆さんおはようございます。毎日、世界の女性と子供を幸せにするために頑張っていただき誠にありがとうございます。

 今年最後のVoiceとなりました。今年を振り返ってみますと皆さんのおかげでたくさんいい思い出ができました。6月に主催した第63回日本臨床細胞学会春期大会では、実行委員長の竹中先生を中心に、皆さんに固い団結力をもって大会を運営していただきました。プログラムも充実しておりましたし、バービーさんにご出演いただいたHPVワクチンに関する市民公開講座や、多彩な演奏や余興などで大きく盛り上がりました拡大プログラマム委員会、エンターテイメントプログラムなど、一つ一つが強く印象に残る大会となりました。
また、7月に佐村先生が大会長となり主催された第46回日本遺伝カウンセリング学会学術集会、12月に左合先生が大会長となり主催された第67回日本人類遺伝学会など、いずれも参加された方々をはじめ、多くの方からご好評をいただいて成功裡に終了したことを大変嬉しく思います。

 アカデミックなところでは、長谷川瑛洋先生、髙橋有希子先生、佐藤琢磨先生、永吉陽子先生、川畑絢子先生、鈴木二郎先生の6名が学位を取得しました。皆さんよく頑張りました。おめでとうございます。

また、10月に開催されました成医会では、矢内原先生が「働き方改革」というテーマで産婦人科の立場から見事にプレゼンテーションしてくれましたし、私も特別講演をさせていただき産婦人科講座の取り組みについて強くアピールできたと自負しております。

 個人的には、今年1月にJGOG理事長となり約1年務めてまいりましたが、日本婦人科腫瘍学会副理事長と日本臨床細胞学会副理事長という立場からも、今後も本邦の婦人科腫瘍のさらなる国際化や新しい婦人科検診確立などに力を入れていきたいと思っております。婦人科の検診についてはHPV DNA検査が子宮頸がん検診に導入されることにより、おそらく子宮がん検診の精度の重要性、コルポ生検の重要性が増すでしょうし、年間の出生数が80万人を下回ったことや不妊治療の保険化により、いかに出生数を挙げていくのか、という問題が出てきたりもするでしょう。産婦人科医としては、不妊の原因になるクラミジアをはじめとする感染症、子宮筋腫、子宮内膜症などの婦人科疾患を内診や超音波断層法などを始めとした検査を駆使してトータルに効率的な婦人科検診が主になっていくべきでないか、とも感じています。

 コロナ感染もまだまだ収束はしておりませんが、人の流れは少しずつコロナ前の様子に戻ってきており、久しぶりに現地開催の学会、NYで開催されたIGCSやソウルでの韓国産婦人科学会、ドイツミュンヘンで開催されたドイツ産婦人科学会DGGGなどに参加することができ、海外の方との交流を深めることもできました。

 来年はいよいよ本講座が主催する第75回日本産科婦人科学会学術講演会があります。医局員の皆さんも毎日診療の傍ら19の委員会でそれぞれの準備に奔走され、日々大忙しだと思います。矢内原先生、田畑先生をはじめ医局員の皆さんのご協力に心より感謝します。これからも慈恵医大産婦人科講座は固い団結力、調和の力をもって念入りに準備し、慈恵らしいHumanityを持って皆様をお迎えし、必ず学会を成功させましょう。

みなさん今年はお世話になりました。そしてまた来年もよろしくお願いいたします。
それでは2022年最後の週、がんばっていきましょう!

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