皆さんおはようございます。毎日、世界の女性を幸せにするために頑張っていただきありがとうございます。

　今週もCOVID-19に関してですが、デルタ株の蔓延でCOVID-19陽性妊婦も急増し、当院でも受け入れ不可能な症例も増え、医療崩壊の危機を実感します。ワクチンを接種していてもデルタ株に感染する可能性はありますので、誰がかかっても不思議ではありません。日々細心の注意を払って自分自身でできる最大限の予防を行っていきましょう。

　さて昨日、上海の婦人科腫瘍医の大御所が開催した、卵巣癌に特化したクローズドなシンポジウムが開催されました。上海エリア限定の卵巣癌の充実したプログラムで、実は事前に若手の演題を採点していたのですが、最終的に演題として選ばれたのは全体の1/5でした。上海エリア限定かつ卵巣癌に限定しているにもかかわらず、演題数が大変多いうえ内容も基礎研究から臨床研究まで幅広く、これからは医学も中国がリーダーシップを握っていくのだろうと改めて思いました。とにかくnが多い、資金も潤沢にある、研究レベルも設備も驚くスピードで充実してきている。日本の研究も中国と共同で行うのが一番早く、成果が出ると思った次第です。中国と一言でいっても、大学や医療機関は沢山ありますので、われわれはこれからの日本の医学の発展のためにも、あらゆる機関と接し、強い信頼関係を築くことが大切だと思っております。強い信頼関係はもちろん、私たちと患者さんとの間でも大切な基本の要素でもあります。今週もCOVCID-19に十分注意しながら、患者さんと強い信頼関係を築くよう親身に、丁寧に診療をしていきましょう！