AIKOU’s voice

2020.08.10

朝カンファレンス

 皆さん、おはようございます。毎日患者さんのために一生懸命頑張っていただき誠にありがとうございます!

先週はFIGOWeb会議が2日間に渡ってありました。FIGOの進行期分類は皆さんご存じですが、FIGOが何をやっている組織なのかはご存知ない方が多いと思います。

FIGOは世界の女性が身体的、精神的に、またReproductive and sexual health、健康面において可能な限り高い水準で生活できることを目標に活動している国際団体です。具体的なプロジェクトとしては、中絶手術の45%が安全性が保たれていないといわれているアフリカ諸国などを中心とした安全な中絶法の教育や、モニタリングなどを行っていたり、分娩時に発生する第4度会陰裂傷による瘻孔形成に対して、そのFistula surgery trainingを アフリカ、インド、アジアなどで教育していたり、PPIUDと言って分娩後IUD挿入を各国に推奨したり、WHOとの共同プロジェクトで避妊用ピルの啓蒙を行っていたりしております。前述のように、主に発展途上国への教育・啓蒙を中心に活動しておりますが、その他にはHPVワクチン接種による子宮頸がんの撲滅プロジェクトや産後出血(PPH)の子宮内タンポナーデ(Bakli balloon)を推奨しております。われわれが入っているアカデミックな学会とは違い、女性の身体的、精神的に、健康面の向上および女性の権利と地位向上のために活動しているまさに世界の女性を幸せにするために活動している団体です。

医局員の中でFIGOの活動に興味のある方いらっしゃればぜひ申し出てくださいね。世界のいろいろな方々と知り合いながら楽しく活動をする達成感を感じることができると思います。ぜひ興味があれば一歩踏み出し、一緒に活動しましょう。それでは今週も患者さんが満足して過ごせるように接しましょう。どうぞよろしくお願いします。

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