AIKOU’s voice

2019.07.29

朝カンファレンス

皆さん、おはようございます!いつも世界の女性を幸せにするために頑張っていただき誠にありがとうございます。
 先週は鮫島教授と田部科長のご講演を拝聴しました。鮫島教授の周産期医療の発展のためのご貢献は素晴らしく、FHRのエビデンス、背景からお話をしていただき、さらに教育システム、ネットワーク体制作り、迷走神経反射のメカニズムやAIを取り入れた宮崎大学のご研究、今後の方向性に関してなど、大変興味深い内容でした。鮫島教授の、周産期医療レベルを向上させるんだというパッションに感銘を受けました。また、田部先生は患者さんの幸せのために何ができるか、死産症例や自分が治せない患者さんなどを通しながらいつも自問自答してきたというご自分の人生から始まり、堂園イズム、マザーテレサの信念を自ら足を運んで得た学び、がんセンターでの臨床研究留学、JGOG3020を立ち上げるにいった末梢神経障害に悩む患者さんについてのエピソード、Charite大学での手術留学から広範囲な腹膜ストリッピングに至った経緯など、とても感動的な講演でした。お二人に共通することは患者さんの幸せと医療の質を向上させるためのパッションと努力だと思いました。それはまさに医療者としてのプロフェッショナリズム、これをいつも忘れず毎日精進していくことの重要性を再認識いたしました。集談会でもご紹介いたしましたが、鮫島教授の特集記事の医師としての気概について文章をもう一度読み上げます。
 ある外科医の一日を例に挙げる。手術の日は、前日の夜も、翌日の朝も食事を少量に控え、水分もほとんど取らずに臨む。朝9時から手術室に入り、夕方まで、時には夜中まで続く手術もあるが、トイレにも行かず、食事も取らず、シャツも着替えない。手術を途中で止めるわけにはいかないからだ。
「医師という職業も多様化して、働き方や労働条件、ワーク・ライフ・バランスを考えようという時代の向きもありますが、その全てに賛成しているわけではありません。医師として、患者さんにリスクを負わせることは許されないので『お昼は1時間休憩を取らなきゃだめ、夕方5時になったから手を止めなければだめ。』などできるはずもありません。自分を犠牲にしても患者さんの命というプライオリティを確保しなければいけない時間がある。それを分かった上で、ライフ・ワーク・バランスを語らないと、職業倫理や責任感の低い医師になりかねない。われわれは、医業は犠牲を払うに値するプロフェッショナルなんだという、崇高な意識を忘れずに日々の医療に携わっています。」
私たちもプロフェッショナリズムを常に意識しながら今週も頑張りましょう!

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